ドスパラのクリエイターノートPC「raytrek R5-CA」を購入しました

現在使用中のデスクトップPC(以下、旧PC)が3か月ほど前から勝手に再起動するようになりました。

電源をONにしてから数分で再起動することもあれば、数時間経った後に再起動することもあります。

ファイルを編集した場合、起動後しばらくは意識して都度保存したりしますが、さすがに数時間経過すると忘れてしまい、そこに不意打ちの再起動を食らって編集内容が台無しになったこともありました。

Windowsの再インストールを試みましたが事象変わらず🙁

このままでは精神衛生上よくないので新しいPCを買うことにしました。

購入条件は「省スペースなノートPC」且つ「旧PCと同等以上の性能で出来るだけ価格が安いもの」としました。


旧PCは2016年に購入したものなので、約5年前のPCということになりますが、当時のデスクトップPCの性能としては上位クラスだったと思います。

CPUとGPU(Graphics Processing Unit)については一番右の列に性能を数値化したPassMarkのベンチマークスコア(2021年4月6日現在)を載せています。こちらは数値が高いほど高性能となります。

旧PCの主な仕様 PassMarkベンチマークスコア
CPU Intel Core i7-6700K 4GHz 8967  
メモリ 64GB DDR4 PC4-17000
ストレージ 512GB NVMe M.2 SSD
GPU NVIDIA GeForce GTX 1080 15004  

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クリエイターノートPC「raytrek R5-CA」の主な仕様

そして、実際に購入したPCはドスパラのクリエイターノートPC「raytrek R5-CA」です。価格は税込168,650円でした(現在はもう少しお高くなっているかもしれません)。

raytrek R5-CAの主な仕様は下表の通りです。同様の性能で他のPC直販サイトでも探しましたが、価格面でドスパラに決めました。

こちらも一番右の列に性能を数値化したPassMarkのベンチマークスコア(2021年4月6日現在)を載せています。

raytrek R5-CAの主な仕様 PassMarkベンチマークスコア
CPU Intel Core i7-10875H 2.3GHz 15972  
メモリ 32GB DDR4 PC4-25600
ストレージ 1TB NVMe M.2 SSD
GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 LAPTOP GPU 12540  

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CPU

まずCPUですが、インテルの第10世代CPU「Core i7-10875H」を搭載しています。

ちなみに世代は次のように型番の〇で囲んだ部分から分かるようになっています。例えば「Core i7-⑥700K」は第6世代CPU、「Core i7-875H」は第10世代CPUといった感じです。

Core i7-10875HのPassMarkベンチマークスコアは15972  となっていました。

旧PCに搭載されている「Core i7-6700K」のスコアが8967  だったのでベンチマークスコアだけで見るとCPUの性能は約2倍にアップしたことになります😁

また、コア数とスレッド数もCore i7-6700Kが「4コア8スレッド」だったのに対し、Core i7-10875Hは「8コア16スレッド」とそれぞれ2倍になっています。コア数とスレッド数が増えると、より多くの処理を同時に実行できるので処理効率がアップすることになります。

メモリ

メモリは32GB搭載です(旧PCの64GBは自己満足のオーバースペックでした😅)。

個人的にAdobe Photoshopというアプリを使うのですが、raytrek R5-CAはドスパラのクリエイターPCの中でも「Adobe CC推奨スペックPC」として位置づけられており標準構成で32GBとなっています(16GBモデルも選択可能&構成内容の変更で64GBにアップグレードすることも可能)。

ストレージ

ストレージはNVMe M.2のSSDで容量は1TBです。

旧PCはNVMe M.2のSSDの512GBでしたので2倍の容量となりました(個人的にCドライブは512GBでも十分だと思いますが多いに越したことはありません)。

GPU(Graphics Processing Unit)

GPUはNVIDIAの「GeForce RTX 3060 LAPTOP GPU」を搭載しています。

最大解像度は8K(7680×4320)となっています(NVIDIAのサイト「GeForce RTX 30 シリーズ ノート PC | NVIDIA」 に明記されていないのでデスクトップPC用の「GEFORCE RTX 3060 / 3060Ti グラフィックス カード | NVIDIA」を参照)。

PassMarkベンチマークスコアは12540  でした。

こちらは旧PC搭載のNVIDIA GeForce GTX 1080のスコア15004  でしたので、残念ながらベンチマークだけを見ると性能ダウンとなりました。それでもノートPC向けのGPUとしては、かなり高いスコアかなと思います。

raytrek R5-CAのインターフェース

PC本体の右側

本体の右側には➊「SDカードリーダー」と➋「USB3.2 Gen1 Type-A」のポート×2があります。

➋のUSB3.2 Gen1 Type-Aのデータ転送速度は最高5Gbps(625MB/秒)です。

PC本体の左側

本体の左側には➌「ヘッドフォン出力端子(3.5mm)」➍「マイク入力端子」と➎「USB 2.0」のポートが1つあります。USBポートに色が付いていないのでUSB 2.0だと分かると思います。

➎のUSB2.0のデータ転送速度は最高480Mbps(60MB/秒)です。USB3.xの転送速度と比べるとかなり遅いです。

PC本体の背面


本体背面には➏「USB3.2 Gen2 Type-C」➐「HDMI 2.1」➑「LAN」➒「電源入力」があります。

➏のUSB3.2 Gen2 Type-Cのデータ転送速度は最高10Gbps(1250MB/秒)です。

また、このUSB Type-Cのポートは「Alternateモード(Altモード)」という通常のデータ転送以外の機能を備えています。その機能とはUSB Type-Cのポートを使ってDisplayPort 規格による映像出力を行う「DisplayPort Altモード(DP Altモード)」です。

DisplayPortのバージョンは8K/60Hz映像対応の「DisplayPort 1.4」となります。

➐のHDMI 2.1は規格上10K(10240×4320)/120Hzの映像に対応しています。ちなみにHDMI2.0は4K(3840×2160)/60Hzまで対応。

ちなみに、本体の15.6インチディスプレイの解像度は最大1920×1080/60Hzですが、GeForce RTX 3060の最大解像度が8Kなので例えば4K対応のディスプレイにケーブル接続することで4Kでの表示が可能となります。

raytrek R5-CAのACアダプタ

後で何の機器のACアダプタなのか分からなくなったら困るので、念のため写真を撮るようにしてます。ラベルには「AC(交流)入力」が「100-240V⏦2.3A 50-60Hz」、「DC(直流)出力」が「19.5V⎓9.23A 180W」、「極性」が「センタープラス」と書かれていました。

raytrek R5-CAの電源投入とWindows10の初期セットアップ

raytrek R5-CAの電源を入れるとWindows10の初期セットアップが開始されます。

初期セットアップは「①ローカルアカウントを作成してセットアップを進める手順」と「②Microsoftアカウントでサインイン(もしくは作成)してセットアップを進める手順」があると思います。

ほとんどの場合は②の手順で進めることになると思いますが、私の場合は意図的に①の手順を選択しました。

理由は「ユーザープロファイルの保存先フォルダ名」=「ローカルアカウント名」としたかったからです。Windows10ではユーザ毎にユーザープロファイルが作成されます。ユーザープロファイルにはデスクトップ、ドキュメント、ピクチャ、ミュージックなどのフォルダ、アプリケーションデータやレジストリといった情報が含まれます。そして、この保存先フォルダ名は後から変更することが出来ません。

ユーザープロファイルの保存先フォルダ名は「C:\Users\」配下に最初にサインインしたアカウント名で作成されます(「C:\Users」と「C:\ユーザー」は同じフォルダです)。つまり、最初にローカルアカウント「例:111」でサインインするとユーザープロファイルの保存先フォルダは「C:\Users\111」となり、最初にMicrosoftアカウント「例:1234567890@outlook.jp」でサインインするとユーザープロファイルの保存先フォルダは「C:\Users\12345」となります。Microsoftアカウントの場合は最初の5文字(例では12345)がフォルダ名として使用される仕様😅らしいです。

仮にMicrosoftアカウントに個人を推測できる名前などが使われている場合は、作成されるフォルダ名にも名前が入ってしまうので、複数人でPCを共有するような環境ではセキュリティやプライバシー上あまり良くないのではないかと思います。

ちなみにセットアップ後にローカルアカウントからMicrosoftアカウントに切り替えることは可能なので、フォルダ名にこだわる場合は①のローカルアカウントを作成してセットアップを進める手順が良いかと思います。

①のローカルアカウントを作成する手順で進めるにはネットワークに接続しない設定でセットアップを行います。セットアップ過程で「ネットワークに接続しましょう」の画面が表示されたら左下にある「インターネットに接続していません」をクリックします。

ネットワーク接続した後にローカルアカウントの入力画面を表示する方法

ネットワークに接続するとMicrosoftアカウントを入力する画面「アカウントを追加しましょう」が表示されます。

①「アカウントを追加しましょう」の画面が表示されている状態でインターネット接続を解除します。

raytrek R5-CAの場合は[FN]キーと[F4]キーを同時に押すことで「機内モード」をオンにすることが出来ます。機内モードにするとWi-FiやBluetoothなどオフに出来ます。有線接続であればケーブルを外せば良いかと思います。

②インターネットに接続されていない状態になったら「アカウントを追加しましょう」画面の左上にある「←」をクリックします。

③「このPCを使うのはだれですか?」の画面が表示されるので作成したいローカルアカウント名を入力してセットアップを続行します。

aytrek R5-CAでブートメニューを表示させる方法

最後にaytrek R5-CAでブートメニューを表示させる方法をご紹介したいと思います。

raytrek R5-CAではPCの電源投入後すぐに[F7]キーを複数回押すことでブートメニューを表示することができました。

例えば、外付けのUSB DVDドライブなどに起動可能なディスクを入れて接続するとブートメニューに接続したUSB DVDドライブが表示されます。

あとがき

本記事ではドスパラのクリエイターノートPC「raytrek R5-CA」の主な仕様、インターフェース、付属のACアダプタ、電源投入後のWindows10の初期セットアップなどについてご紹介しました。

次回は私が新しくPCを買ったら最初にインストールしている定番フリーソフトについて幾つかご紹介したいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。